【イベント案内】上野フェスティバルオブアーキテクチャー
こんにちは。
今年は雪や寒さが堪える冬ですね。
先日は、オープンアーキの活動史上、初の雪中見学会となりました。
その様子はまた近々ご紹介しますね。
さて、今日は、募集締切迫るイベントのご紹介です。
東京都の地域資源発掘実証プログラムとして、地元の上野観光連盟が精魂込めて行う建築ツアーです。
オープンアーキも企画監修や解説などで参画しています。
開催地は、美術館や博物館といった文化施設の集まる上野の杜。
芸術を優雅に鑑賞できる工夫を随所にちりばめた建物たちが、緑の中に点在する「建築の杜」でもあります。
この建築の杜を創ってきた「杜の職人たち」には、名立たる建築家が名を連ねていますが、
自分の建物だけを主張するのではなく、環境や近隣の建物をリスペクトしながら、優美な空間を創り上げてきました。
そんな彼らの想いに触れながら、建築の杜、上野を見学しようという試みです。
ここで少し、先日下見に行った東京国立博物館の様子をご紹介します。
“トーコク”(東京国立博物館の通称)は、
日本近現代の建築の変遷を見るのにも、とても面白い場所なんです。
明治末期の洋風建築・表慶館。(明治42年竣工、片山東熊設計)


うーん、この階段室たまりません。ルネッサンス様式。
続いて、昭和初期、ナショナリズムが色濃く表現された帝冠様式とも呼ばれる本館(昭和12年竣工、渡辺仁設計)


日本の社殿を彷彿させる中央階段。
昭和43年に竣工した東洋館は、谷口吉郎の設計です。

モダンからコンテンポラリーに一歩、踏み込んだのはこの辺りからでしょうか。
正面の柱列、庇を兼ねた回廊など、和風モダンな外観が印象的です。
内部は吹き抜けになっており、地下1階から5階まで、スキップフロアとなっています。

大空間と多数の階段には、照明デザインも大切です。
平成の大改修では、LED照明を活用しているとか。
最後に、東洋館の設計をした谷口吉郎の息子、谷口吉生が設計した法隆寺宝物殿により、
完全なコンテンポラリー建築が表現されました。

法隆寺宝物殿という名前からは想像できない現代的な建物です。平成11年竣工。

ホワイエにあるこの椅子にも、設計者の想いが込められています。
そのお話は当日会場で。
さて、この建築ツアー、
2月開催分の募集は予想を上回る応募で締切を迎えました。
今回ご案内するのは、3月開催分の募集です。応募は2/19日水まで。→2月21日まで延長されました!
私たちの思い入れが強いイベント、親子ツアーを少しご紹介します。
親子ツアーに参加できるのは、小学校4年生~中学校3年生までの学生です。
同伴者として、保護者となる大人1名にご参加いただけます。
日程は、3月1日(土)12:50~17:50
モニターツアーなので、参加費不要です。2人で愉しめて無料というのも魅力ですね。
建築は他の芸術文化と異なり、その多くが、時間と共に変化や更新をしていきます。
建物の「いまの姿」を見ておくことは、子供たちにとても意義のあることだと思うのです。
さらに、このイベントは見るだけでなく、学ぶことを意識した構成になっています。
見学前のレクチャーで建物の概要を学び、解説を聴きながら見学、最後に
解説者の方を交えて茶話会をするので、気軽に質問ができます。

普段入ることのできない会議室でレクチャーを行います。会議室からの風景。
普段(職員も?)乗ることのできないVIP用エレベータで移動する予定です。
未来を担う子供たちにこそ、参加してもらいたいと、
スタッフは日々、企画準備を進めています!
募集期間は2月19日まで。→2月21日まで延長されました!
先ずは、下記のイベント情報をチェックしてみてください。
http://www.ueno.or.jp/ichioshi/ichioshi_33.html
(上野観光連盟ホームページに移動します。)
[マエジ]
今年は雪や寒さが堪える冬ですね。
先日は、オープンアーキの活動史上、初の雪中見学会となりました。
その様子はまた近々ご紹介しますね。
さて、今日は、募集締切迫るイベントのご紹介です。
東京都の地域資源発掘実証プログラムとして、地元の上野観光連盟が精魂込めて行う建築ツアーです。
オープンアーキも企画監修や解説などで参画しています。
開催地は、美術館や博物館といった文化施設の集まる上野の杜。
芸術を優雅に鑑賞できる工夫を随所にちりばめた建物たちが、緑の中に点在する「建築の杜」でもあります。
この建築の杜を創ってきた「杜の職人たち」には、名立たる建築家が名を連ねていますが、
自分の建物だけを主張するのではなく、環境や近隣の建物をリスペクトしながら、優美な空間を創り上げてきました。
そんな彼らの想いに触れながら、建築の杜、上野を見学しようという試みです。
ここで少し、先日下見に行った東京国立博物館の様子をご紹介します。
“トーコク”(東京国立博物館の通称)は、
日本近現代の建築の変遷を見るのにも、とても面白い場所なんです。
明治末期の洋風建築・表慶館。(明治42年竣工、片山東熊設計)


うーん、この階段室たまりません。ルネッサンス様式。
続いて、昭和初期、ナショナリズムが色濃く表現された帝冠様式とも呼ばれる本館(昭和12年竣工、渡辺仁設計)


日本の社殿を彷彿させる中央階段。
昭和43年に竣工した東洋館は、谷口吉郎の設計です。

モダンからコンテンポラリーに一歩、踏み込んだのはこの辺りからでしょうか。
正面の柱列、庇を兼ねた回廊など、和風モダンな外観が印象的です。
内部は吹き抜けになっており、地下1階から5階まで、スキップフロアとなっています。

大空間と多数の階段には、照明デザインも大切です。
平成の大改修では、LED照明を活用しているとか。
最後に、東洋館の設計をした谷口吉郎の息子、谷口吉生が設計した法隆寺宝物殿により、
完全なコンテンポラリー建築が表現されました。

法隆寺宝物殿という名前からは想像できない現代的な建物です。平成11年竣工。

ホワイエにあるこの椅子にも、設計者の想いが込められています。
そのお話は当日会場で。
さて、この建築ツアー、
2月開催分の募集は予想を上回る応募で締切を迎えました。
今回ご案内するのは、3月開催分の募集です。応募は2/19日水まで。→2月21日まで延長されました!
私たちの思い入れが強いイベント、親子ツアーを少しご紹介します。
親子ツアーに参加できるのは、小学校4年生~中学校3年生までの学生です。
同伴者として、保護者となる大人1名にご参加いただけます。
日程は、3月1日(土)12:50~17:50
モニターツアーなので、参加費不要です。2人で愉しめて無料というのも魅力ですね。
建築は他の芸術文化と異なり、その多くが、時間と共に変化や更新をしていきます。
建物の「いまの姿」を見ておくことは、子供たちにとても意義のあることだと思うのです。
さらに、このイベントは見るだけでなく、学ぶことを意識した構成になっています。
見学前のレクチャーで建物の概要を学び、解説を聴きながら見学、最後に
解説者の方を交えて茶話会をするので、気軽に質問ができます。

普段入ることのできない会議室でレクチャーを行います。会議室からの風景。
普段(職員も?)乗ることのできないVIP用エレベータで移動する予定です。
未来を担う子供たちにこそ、参加してもらいたいと、
スタッフは日々、企画準備を進めています!
募集期間は2月19日まで。→2月21日まで延長されました!
先ずは、下記のイベント情報をチェックしてみてください。
http://www.ueno.or.jp/ichioshi/ichioshi_33.html
(上野観光連盟ホームページに移動します。)
[マエジ]
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